平成24年6月定例会その3

議長【隅内正美君】
 勝山修輔君。
5番【勝山修輔君】
 答弁ありがとうございました。それでは、それに関連した再質をしていきたいと思います。
 24年度の国民健康保険を行政が支払えなくなってきたということなのか、それとも、もう破綻をしてしまったということなのか、または、あと少しで破綻をする状態なのかということなのですが、会社で言えば、長期的経営ができず、その場しのぎの行政経営をしてきたということではないのですかということを、私は副町長に再質をしたいと思います。
議長【隅内正美君】
 副町長。
副町長【青山誠邦君】
 24年度につきましては、国民健康保険税を改訂させていただきました。先般の議会で議決をいただいたところでございます。平成24年度の医療費の見通しを立てましたが、23年度の税率ではやっていかれないというような見通しに立ちましたので、引き上げを実施することとしたわけでございます。医療費につきましては、公費が50%、残り50%については国民健康保険税で賄うというルール、折半ということになっておりますので、全体の医療費を推計した中で、医療費が伸びているので国保税も値上げしなければやっていかれないということで、とりあえず、24年度の収支が均衡するような改訂を実施したわけでございます。
 以上です。
議長【隅内正美君】
 勝山修輔君。
5番【勝山修輔君】
 そうすると、長期的思案はあったのですが、こういうことになってしまったという言い方でしょうか。それに、少子高齢化というのは昨日、今日と始まったわけではないですし、何十年来、これを言っていることだと思うんです。それが、その場限りの経営をしてきたのでそうなったのではないかというふうな考え方をするのは私一人ではないと思っています。今までにそのような考え方があったということでしょうか。副町長、長期的な考えはあったということでしょうか。
議長【隅内正美君】
 副町長。
副町長【青山誠邦君】
 国民健康保険の被保険者につきましては、その年度、その年度で若干の入れかわりがありますので、長期的に安定した財源を確保するために大幅な増税をするということになりますと、いささか問題がございます。それが1点です。大幅な値上げになると、負担増のために被保険者の方が非常に困惑するという状況もございますので、その場しのぎというふうにとられても仕方がないとは思いますが、長期的な財政見通しの中で大幅な値上げをするということは避けてきたところでございます。