平成30年12月定例会 その2

1.町民が町に提出した要望書について(つづき)

(2)要望に関する予算確保は、どのような経緯で決められていくのか
◆再質問1
私は今月、私自身が要望があった自治会を通じて要望書を出した記憶がございます。かれこれ4年以上たったかと思いましたので、都市建設課へ行ってお尋ねをしたんです。その解答には、「町では予算確保の厳しい状況の中、現地調査を行い、緊急性の高い箇所から順次対応しているところでございます。
要望の箇所については、町の規定(内規)に基づき調査、検討した結果、整備する優先順位は低いと判断いたしました。つきましては、今後予算等の確保状況によりますが、当面の間(おおむね5年以内)、整備は困難でございます。なお、整備時期については、町の財政状況、要望等などにより変更する場合がありますのでご了承ください」という決まった文句が各自治会に送られてると思います。
私は、いささか不思議なことがありましたので質問してるのですが、私のところに、町に要望書を出した自治会長が参りまして、約3年以上たったのに要望がないんですと。
ところが、知り合いの他の自治会長が要望書を出したのに、1年もたたずに実行していただいたというので、会長同士ですから知り合いなので、どうして早くできたのということを聞いたところ、その自治会長が顔をこうやって、腕をこうやったそうです。ああ、そういうことなのかということで、その自治会長は私のところへ来てこのようなことを言ったので、「自治会長、私のところへ来たのでは、早くなるものも遅くなりますよ。私のところへ来たなんて言わないで、もう一度都市建設課へ行ってよくお願いしてみたらどうですか」と、そのように私は言ってさし上げました。
余計なことをしなきゃいいなということは私も思うのですが、その自治会長はやっぱり自分のところの自治会が早くしてほしいということを要望されてるものですから、そうすると、顔をこうやったのと腕をこうやったのは、町長、どんな意味があるとお思いですか。主観で結構ですから。

◎回答【町長】
その自治会長がどういう思いでそういうサインを出したかは、私には存じ上げません。

(3)要望に対し、その順位を一定期間内の中で公表する予定はないのか(つづき)
◆再質問2
今までの行政の通例ではですね、そこの顔ききがいたのか、お願いする人が実力があったのかということになるのではないかと思うんですね。私はこの質問をすることによって、そういうことのないように、今、町長は順位を発表しないというから、全て発表してれば、あなたの順番はここのこの辺ですよと。お金がないのにはできないものですから、順位ぐらいはっきりしとけば、そういう顔をたたいたり腕をたたいたりする行為はなくなるんじゃないかと思うんですね。私のところへ来るから、私は言ったんです。「私のところへ来ちゃだめだよ。私のところへ来たら、早くなることも遅くされちゃうよ」「何でですか」「それは行政へ行ってよく聞くことです。私が言うことじゃありませんよ」と言ってさし上げました。 要望する、予算確保と言いますが、じゃあ、今まで自治会の要望は27年度に16件ですよ。未処理は8件、処理は8件、半分です。28年は18で、未処理は8件、処理は10件です。29年は11件で、未処理が5件、処理は6件です。それぞれ処理した金額がわかれば、何年に幾ら、何年に幾らっていうのをわかればお教え願えますか。

◎回答 【都市建設課長】
まず、先ほどの議員の質問の中で、優先順位の決定の仕方についてのお話がありました。そちらのほうについてちょっとお時間をいただきまして、優先順位の決定の町の仕方についてまずご説明をさしていただきたいと思います。
まず、自治会からの整備要望につきましては、先ほど町長が答弁しましたように、要望内容の緊急性や公共性、投資効果等を勘案した統一した優先順位評価を行って、効率的な整備に努めてるというようなことで行ってます。その基準としましては、上三川町道路関連要望適正化管理規定というものを21年度に策定しました。策定の目的といたしましては、限られた財源の中で効率的、効果的及び計画的な事業の執行と公正と透明性を確保するために、各自治会からの要望に対して統一した評価を行い、町民にわかりやすい事業執行を行うため、基準を策定したものでございます。
具体的な評価の基準といたしましては、評価項目としまして14項目をまず掲げまして、14項目の中には、道路の位置づけや通学道路になっているか、交通量はどうかと、そういうふうな大まかな14項目を掲げまして、その項目ごとに重要度でA、B、Cの判定を評価してございます。最終的な優先順位、優先度の順位としましては、その評価のA、B、Cの各個数によりまして、優先度が高い、優先度が中位、優先度が低いというような要望の回答をするようにしてございます。
回答につきましては、先ほど町長が申したとおり、毎年度の年度末に自治会長宅に伺いまして、文書によりまして自治会長のほうに回答内容をご説明を申し上げてございます。「この要望につきましては、優先度は中位と判断しました。つきましては、今後の予算確保の状況によりますが、中位の場合につきましてはおおむね5年以内に整備できるよう対応してまいります」というような内容の回答文となってございます。あくまでも優先度、優先順位につきましては、整備の時期を町が確約するものでございません。町としての整備の目標をお示ししまして、町民にわかりやすい事業の執行を行うためのものでございます。  そういうことで、自治会長のほうの説明に当たりましてはそのような説明を申し上げ、また、町の財70政状況等によりましては5年以内に整備をしたいというようなご回答の事業であってもおくれる場合もありますというようなことで、各そのような説明の中で自治会長のご理解を得ておるところでございます。
そのような中で、先ほど27年度の対応が未対応が何件、28年度が何件っていうようなご質問がありまして、それがどのぐらいの事業費になってるのかというふうなご質問でございますが、各々の要望の事業についての事業費については、当然その事業箇所の測量等、詳細な計画をしなければ事業費等が出ませんので、そのような事業費についてはつかんでおりません。以上でございます。