平成21年3月定例会報告その10

都市建設課長【高木康晴】

勝山修輔議員ご質問の第1番目、「上三川町都市計画マスタープランについて」の1点目、「このマスタープランに記載してあるものについて、調査等に関する予算は支出できないのかどうか、お聞きしたい」、この点についてお答え申し上げます。
まず、上三川町都市計画マスタープランでございますが、この概要につきまして、少々ご説明をさせていただきたいと思います。上三川町都市計画マスタープランは、上位計画であります上三川町総合計画との整合性を図りまして、おおむね20年後の都市の姿を展望いたしまして、本町の将来都市像を明確化するとともに、土地利用や交通体系等の方針を示す基本構想、市街地整備や都市施設の整備等の方針を示す基本計画、さらに、町内の地域ごとのまちづくりイメージと基本方針を設定する地区別構想によりまして構成されております。また、マスタープランの策定に当たりましては、住民意向の反映のために策定懇談会等を経て策定しております。

現在、本町におきましては、都市施設等の整備を図る上での基準といたしましては、通常、総合計画及び都市計画マスタープランに示された主要施策等に基づきまして、具体的に実施する事業を、実施計画、計画期間2年ですが、これらで定めまして、さらに具体的な事業内容や財源等を明確化いたしまして、その上で当該年度の予算に計上し、事業等に着手しているところでございます。したがいまして、ご質問の「マスタープランに掲載してあるものについて調査等に関する予算は支出できないのかどうか」につきましては、事業内容及び整備方法、手法といったものが具体化した時点におきまして、総合計画マスタープラン、実施計画等、及び予算措置ルールに基づきまして適切な対応をしてまいりたいと、このように考えております。
次に、2点目の「上三川町の人口増加をするためにマスタープランで石橋駅東口周辺の居住関係や商業関係のまちづくりとあるが、具体的なものはあるのか、お聞かせください」というご質問にお答え申し上げます。

本町の居住環境整備につきましての基本的考えは、上三川町第6次総合計画において、「人々が集う快適な生活環境整備のまちづくり」を目標に掲げております。都市計画マスタープランにおきましても、各種土地利用形態に応じた居住環境、生活環境の整備による対応を図るものとしております。具体的な居住環境の向上といたしまして、面的整備や開発地区においては、都市基盤施設の整備・改良と維持・管理を図るとともに、良好な都市景観形成や自然との共生など、快適性の確保を図ることとしております。ご質問の石橋駅東周辺につきましては、交通利便性を生かした定住拠点として位置づけ、鉄道駅利用における上三川町の玄関口としてふさわしい質の高い都市空間の創出を図ることとしております。

また、地区周辺の市街化周辺区域につきましては、市街化の進行に伴う住居系開発の高まりが想定されることから、田園環境の維持・保全を図りながら、具体的な民間開発等による開発の調整が必要となった場合には、市街化縁辺部における適正な土地利用の誘導を目指すこととしておりまして、具体的な整備計画が明らかになった時点におきまして、農業関係との調整を図り計画的な誘導を推進してまいりたい、このように考えるものでございます。

以上で答弁とさせていただきます。