思うこと

 なぜこのような質問をするかと言いますと、これら箱物がこのままの現状で進んだ場合、いずれ財政を圧迫し破綻しかねない恐れがあるので、今から見直していかなければいけないと思っているからです。その最たるものがイキイキプラザだと思います。このような物を造るという発想は非常に良いことだと考えますが、どうせ造るなら利便性や効率の良いものを調査して研究してから着手して欲しかったです。その良い例がイキイキプラザの検討委員会の方々だと思います。なぜなら行政が造った同じような施設で茨城県明野町や、栃木県大平町の欠陥だらけの施設を見せられ、豪華な外観に魅了されて、肝心の中身について議論されていない、研究されていないという事です。つまり後になって改善のきかない欠陥施設を造ったということです。
 つまり民間でやっているような所で何が不便かを聞いたり見たり考えてこそ、利用者が利用しやすい施設やシステム、または付加価値を付け利用する人を増やし利益を上げているかというところを見ないからです。サウナやプールにしてもしかり、利用した事も見た事も無い人達に聞いてどうするのですか?それが現実で事実なのです。検討委員会の方々にいずれ機会があれば質問してみたいと思っています。出来あがった物に対しての責任の一端はあると思いますので、今現在もその方達にお風呂やプールを利用した事があるのか、中の様子をしっかり見たのか、その感想も聞きたいぐらいです。それ程、この町は不便なものを造ってはその維持管理や改善に無駄な費用をかけているのです。
 だから何でもかんでも行政に都合の良い人を当て職にするのです。分からない人、知らない人、発言しない人をよりすぐって選んでいるのではないかと疑いたくなります。
 同じ箱物ですが、少しイキイキプラザとは異なる性格を持った施設です。上三川農産物加工所のことです。一応誰でも利用できるとありますが、不特定多数の方がいつでも利用できるものでは有りません。ましてやある特定の団体が独占的に使用している為か、一般の方の利用も難しい状況です。そこでこの施設の主旨です。この事でお聞きします。
 農村環境改善センターや農産物加工所について、なぜ調べて発言しているかと言うと、行政が作った物は役に立っているのかは別として、毎年々多額の維持費を出してまでなぜやるのか、なにが得られるのか。
 25年間で税金で賄った額は198,612,170円です。これに使用料の収入は25年間で1,534,991円です。これで何を町民は得たとお思いですか。
 農産物加工所と言えば昭和60年~平成14年までの18年間は改善センターと同じ為計算が出来ませんが、後の7年間で11,957,516円、年間1,078,216円、使用料収入は7年間で1,683,450円、年間240,000円の収入で何が得たのか。
 その様な所に又もや税金を使い、改善センター及び加工所の門や下屋増築工事を行った事を職員はどう考えているのか、使用料では賄えず毎年補助金を出して維持している所に増設を考えた担当者の答弁を聞きたいところです。
「上三川町農産物加工所の設置及び管理に関する条例」の第1条で「農産物を加工し、その付加価値を高めることによって地域農産物の消費拡大と農業の振興を図るとともに、生産者と消費者との交流を促進し、地域農業への理解を高めることを目的として、上三川町農産物加工所を設置する」と有ります。
 そしてこの農産物加工所はルネッサン推進補助事業で7,200万円かけて造った加工所の経費は町が払っているのです。
 上三川町の農業振興と農村女性が起業活動するとあります。事業をする為と解釈しますが、生活改善クラブの方の為に造ってあげたと言うべきでしょうか、それとも補助金を利用するための物ですか。
 行政がそんな箱物を作れば未だに潰れず永遠にやっていける不思議な事があります。その実情を見て知っておきながら携わっている行政の職員たちは何も感じないのでしょうか。
 行政のプロならば利用や付加価値は数字で結果を出して下さい。
 納得出来ない事がまた一つあります。富士山公園内のプールです。まず、営業日数が42日間で休みが6日間有り、雨が1~2日有るので営業日が34日位でしょう。子供達がこの暑さの中で一番好きな所でしょう。その嬉しさを行政の勝手な言い分で休みにします。
それが短い夏休中子供プールも不便と考えませんか。たった1ヶ月半の営業なのに、毎日休み無しの営業が出来ないのですか。子供達にすればプールは夏の楽しみの一つです。プール水は循環ですし水を足すだけです。清掃も毎日終了時にしているので休む事はないし、毎日の方が嬉しいです。とアルバイトの人達は言っています。
 上三川町役場の残業代は最初から来年度予算書に組み入れております。しかも毎年のごとく支払った金額を多くしたり少なくしたりして見せておりますが、トータルすれば同じ金額を支払っております。このような事ならば、始めから全ての手当を一括にして支払ってしまった方が良いのではないでしょうか。また一般企業では、考えられない項目も有ります。それは勤勉手当です。公務員とは公僕でありますし、サービス業です。職員が勤勉に務めるのは当たり前と思います。
 前回の議会で申し上げた通り、残業を多く認めてくれる上役は良い人で、その位は時間内に終わらせるようにと言う上役は悪い人になるのです。ですから、残業代をあらかじめ支給しておいて、早く終わった人は早く帰るも由、別な事を手伝うも由、自分でやりたい事を考えるも由、ここで個人の能力の差が出てくる事が行政改革・意識改革の差だとしたら意識改革の差は、町民として大いに喜ぶべきではないですか。
 因みに総務課の職員16名の年間人件費は、アバウトですが1億2,144万2,000円で1人当たり年収759万0125円、1カ月63万2,510円、1日2万1,083円、時給2,635円になりますが、この金額をどうお思いですか。でもこれは、年間365日で計算していますが現在職員は有休休暇を使うと年間の実働は200日位です。どう考えますか。
 町で各課にまたがるシステム保守費・事務機器保守費・電算処理費は、全体でどの位になりますか?

一般会計予算合計 175,283,000円

特別会計予算合計  23,378,000円 

総合計198,661,000円

総人口 31,700人 1人当たり年間6,266円

納税者 14,000人 1人当たり年間14,190円

年間、1日のリース料544,276円が毎日かかるのです。これを町民の皆さんはどう考えますか。

 このシステムは町民の為と考えるか、職員の為と考えるか聞いてみたいと思いませんか。
 公務員の無駄、無駄ではないという根拠は、何を判断して決めているんでしょうか?
 毎年この金額を払いつづけて行く事になにも疑問もないのが職員なのでしょうか。町民が考える事だと私は思っています。