わたしの思うこと  公僕、公務員の心得(2)

次に町長の違法建築
 町長は建物を建築してはいけないところに(農地)開発行為、建築確認申請を経由せず建築し、県より取り壊し命令を受けたという出来事がありました。この違法建築を摘発したのは町民からの情報提供でした。むろん町長は、町長になる前に当該行為を実行していることになります。町長は前歴、土木建設関係に身を置いて事業を経営していたわけですから、この違法性に自覚がなかったわけではないと推測されます。なのに町長選に立候補する図々しさ、またそれを平気で推薦する周囲の町の実力者たち、これではまるで自浄作用のない、いい加減な町と他市町村から思われても仕方のない現象といえます。つまり上三川町行政を取り仕切っている実力者たちは、土建屋上がりの一経営者を町長として当選させるべく運動をしたのです。これではあまりにもお粗末と言えましょう。さらに自宅が副町長と同じく未登記であり、当該犯罪行為は町長及び副町長共に犯しているのです。
 昨今、コンプライアンスの尊重等、政治政策が主眼として取り上げられています。行政府は身を清めて町政に臨む、こうあって然るべきものがこの体たらく、嘆かわしい限りです。
 ただ救いは町長が事実関係を認め悪あがきせず、県の命令はあったにしても自ら違法物を取り壊し、何ら言い訳をしなかったということは、それなりに評価してあげるべきでしょう。「自分が土建屋だった頃の過ち」と潔く認めたことはよいことです。本来ならば職責公人としての立場から言えば上三川町行政府より追放されても然るべき大問題と言えましょう。
 上三川町は今、町長、副町長の悪事で未曾有の危機にあります。そして町民を始め町役場のスタッフに自浄作用によって清く正しい姿に戻さなければなりません。

総論
 世界の歴史を例にとれば、いつの世でも長期に渡る政権は腐敗します。フィリピンのマルコス大統領、リビアのカダフィ大佐、両人とも登場した時は救国の志であり、革命の志士でした。ところが最後は国民の支持を得られず崩壊したのです。上三川町においても同様です。長期政権は汚職と癒着と贈収賄を生みます。そして町長、副町長のような不逞の輩を輩出するのです。何としても彼らを上三川町行政府より追放しなければなりません。それがこの町の自浄作用であり、町民の責務にならなければなりません。
つまり、彼らの違法行為は全て町民より発意されたものなのです。