平成28年9月定例会その13

◆再質問6(町民の要望と予算・基金について)
「ない予算の中で」と言うのはやめて下さい。基金はうんと貯まっているのですから。
町長が「予算がない」と言うと、みんな予算がないとなってしまいます。あなたがリーダーなのですから。町民が、私はこれをやってほしいということが、要望している人が、一番大切なのです。その要望に甲乙丙をつけたり、優先順位をつけたりするのは、町民は一つも知りません。要望が何件あるかも知らないのです。
どうして予算がないのですか。基金を使うことはできないのでしょうか。災害時など、緊急の場合は銀行から借りることもできるのでは。町の仕事は、副町長と課長と協議して企画課が入って予算をつけるのだと。

◎回答【町長】
基金の話になりますと、先ほど来、災害とか何かのためには蓄えが必要です。これは一般の家庭においても全く同じだと思います。そのために計画的に、歳入があったものを基金に積み立ててそれで使わせていただいております。限られた予算の中で、厳しい予算の中で、その中で、今、言った道路の整備に使わせていただきたいと思います。
◎回答【都市建設課長】
今現在、都市建設課のほうに出ています道路整備等の要望の件数につきましては、記録が残っています昭和55年度から要望書の取りまとめを行っておりますが、平成27年度までの35年間で916件の要望書の提出がございました。そのうち、平成27年末までに682件の要望に対して何らかの対応をしているところでございます。
先ほど来、この要望がなくなるのはいつかというふうなご質問もございましたが、町長が申しております通り、限られた財源の中で行わなければならないということは当然でございます。そういうふうな整備を進めていく路線につきましては、緊急性や必要性、また地域の実情等を考慮して、より重要度の高いものから整備を進めていくというふうなことで進めているところでございます。
◎回答【副町長】
町には議員の皆様には毎年、実施計画ということでお渡ししていると思うのですが、そのもとになる計画を各課、持ってございます。5年、10年先にどこまで整備を進めるのだという考えに基づいて整備する方針が決まっております。それに基づいて次年度ないしその翌年度に入る財源を考えた上で事業の配分はしてございます。急遽、必要になったのでどうしても来年やらなければならないというような案件が出た場合には、そちらのほうに優先的につける場合もございますが、通常は計画行政をしておりますので、ある程度、決まった年度で実施計画に沿って予算の積み上げをしていくという形で決めているものでございます。私の都合で決めるとか、そういったことは一切ございません。

◆今回の質問の終わりに質問者からの一言
私が、再三言っているのは、(町民から)要望を受けたら、「やってやろう」という気持ちにはなりませんかということなのです。予算は積み上げて、これをやらなければいけないというのはお示し頂いたとおりですが、それでは、こういう問題は起きないわけですよ。皆さんが計画をして議員が「はい、賛成」とやっているわけですから。
町民の要望が叶っていないから、要望が出てくるわけです。
あなた方が考えて、道路の側溝に草が生えた、木が生えた、雨水が流れない、と。
それが行政のやることです。決められた通りに動くだけでは、こんな悩みは出てこないのではないですか。やっていないから私はこういう質問をするのです。