平成23年3月定例会その11

議長【関根 豊君】
 勝山修輔君。
1番【勝山修輔君】
 そうすると、それだけの税金を使って維持していく目的は、副町長、何があるのでしょうか。
議長【関根 豊君】
 副町長。
副町長【青山誠邦君】
 経過から申し上げますと、農産物加工組合「ゆうがお」につきましては平成10年10月に設置されまして12年の活動実績がございます。地元で生産されました農産物に付加価値をつけまして地域の人たちに食べてもらいたい、また、次代を担う子どもたちに安全な本物の味をわかってもらいたいと、郷土食、伝統食を掘り起こし、ふるさとの味を伝えながら豊かな食生活を推進したいと、このような願いで農産物加工所を町のほうに以前から要望がありましたところ、平成10年6月に、栃木県ふるさとルネッサンス推進補助事業の導入をいたしまして加工所が建設されたものでございます。
 現在、議員さんがご指摘のとおり、農家の専業主婦を中心に約20名が活動をしているところでございます。主な商品に手づくりみそ、イチゴジャム、トマトケチャップ、特製だれ、なかよし漬け、かぼちゃまんじゅう、米粉ピザ、米粉のシフォンケーキなどがございまして、特にみそとイチゴジャムにつきましては、栃木県特別表示職員Eマークに認定されるなど、地元農産物の高付加価値化が図られているところでございます。さらに、先ほどご質問がありましたとおり、一般町民を対象にしまして郷土食を考える集いを平成9年度から年1回、開催しております。この集いは郷土料理、行事食の大切さを見直しましてふるさとの味を後世に伝えていくことを目的に実施しているものでございます。
 また、毎月の広報の一番最後のページに、行事食の紹介が載っておりますが、これらにつきましても、郷土食を考える実行委員会のほうで記事を提供していただいているところでございます。このような郷土食を考える集い実行委員会の活動が認められまして、平成22年10月8日にとちぎ食育推進大会におきまして、とちぎ地産地消夢大賞を受賞したところでございます。今後も上三川町の農業振興と農村女性が新たな事業を手がける、いわゆる起業活動をすることによりまして地域の活性化につなげていただけるよう、また、農村のよさを加工所から発信していただけるように町としても大いに期待しているところでございます。