平成21年3月定例会報告その7

また、3の通告に入りますが、工事の入札や指定管理者について、私は談合がないとは思っていませんが、公の場であるので、ないと思ってお尋ねをします。指定の金額に対して金額の一番上で決裁するとか、下で決裁するとかというのは、役所の計算表をつくり、極端に言えば、金額の1円上か2円下かで入札が行われると思います。

私がお尋ねしたいことは、3の1、今までに規定の入札価格よりも上で入札したことが過去にありますか。また、過去20年間、入札で、落札額の規定額より低く落札したとして、その落札者が工事をし、その工事に追加工事があったのか、なかったのか、手直し工事があったのか、なかったのか、それもあわせてご報告ください。私の調べでは、全部と言っていいほど、追加工事ないし手直し工事あり、そうすると、一番高い落札金額と同等となるような感じがしております。それで利益が出ないという会社があるなら、早く倒産することですと私は思います。

このようなばかげたことをこの町は延々とやっていることに、私自身が腹を立てているのです。このようなことを見て見ぬふり、私のような1年生議員ですので、大先輩の悪口になると思いますので、先見の明を持たなかった人々が20年前、30年前にはたくさんいたということで終わりにしたいと思います。

次に、建物をつくることでお聞きします。いきいきプラザは、今はきれいです。よいデザインだと思います。しかし、使い勝手の悪い建物だと思っているのは私だけでしょうか。利便性をかなえたすばらしいものではなく、格好ばかりの張り子の虎のように思えてなりません。つくった町長は自己満足していると思いますが、10年、20年後はどうなっているとお思いですか。その費用も税金です。この税金を無駄遣いと言わずして、何を無駄遣いと言うのでしようか。私が思うに、多額の代金を払ってつくらせてやったほうが、工事を受けさせて利益を生み、今、新聞で騒がれている裏金までつくっているんです。その工事を請け負った設計会社、建設会社は逆に、お礼を言われて、感謝をされて、記念品などをいただくのが町だと私は思っています。工事を無事完成するのは当たり前のことで、儀式を慣例化するような催しは何の意味も持ちません。むだな出費になるだけです。その分、町民に還元したほうが入場者が少しでも多くなると思うのです。役所というところは、セレモニーの好きな人が多くて、見栄っ張りなのでしょうか、自分の金ではないから金の使い方も役人的で、私が考えてもどうしようもないと思います。

ただ、先日、視察に行った四季彩館なるものが石川県の瀬波にありました。名前のとおり、春、夏、秋、冬で「四季彩」と言うのでしょう、花を咲かせるのが大変で、管理をするのがもっと大変とのことでした。その理由は、建物が非常に変わった建物で使いづらいそうです。ガラスが多いため、夏は冷房、冬は暖房と費用を捻出するのも大変ということでした。また、築20年と古くなり、リフォームの費用は多額になり、大変だと言っておりました。そこで、議長と私たちも一緒に行ったのですが、私は、その館長に、「私見でいいですが、どういうことですか」と聞きました。館長が言うには、「非常によくありません。これはつくらないほうがいいというくらいでした」というお答えでした。つくるということを決めたのですから、つくることはいささかも反対はしません。ただ、私たちが死んだ後、20年も30年もその建物は残るわけですから、そのときにまたみんなに負担をかけないような建物をつくってほしいということが私の願いであります。