平成22年9月定例会その10

議長【関根 豊君】
 町長。
町長【猪瀬成男君】
 質問の内容について、大変厳しいご意見と、この町を思う気持ちというものがよく伝わってまいりました。
 まず、大きな話から申し上げますと、1つは、今、国が問題にしております公務員制度を改革しろということです。今、ご指摘されたこともあるのだということです。民主党政権、非常に悩んでおります。代表を決めるのにも、どうするのだとやっています。この町を思うから、こういうご質問が出てくるのだろうと思いますが、入札につきまして、例えば、自分たちは町の町民から税金をもらっています。それで、1つは、どういうことなのだろうかというと、官僚そのものと、官と民の決定的な違いがここに出てくる。どうしても出てくるのです。私も民間で来ましたから、なぜこういうことがあるのかと。
 結論から申しますと、入札については、完全な入札というのはないということです。どなたが、どんな法律家が言っても、どうしても欠点が出てくる。そういう中で、議員にひとつ、こう申し上げておきます。議員のほうからは、あなたたちは町民のために働いている。そして、公共工事については中止にしてくれと言っております。それは理論的には実は正しいと私は思います。ただ、しかし、公共工事というものは、簡単なやつから、金額の小さいやつから大きい工事まである。そこで1つの規制をつくっていって、例えば、5,000万円の工事は極めて厳しいということになれば、上三川以外の業者にも出していかなければいけない。というのは、なぜかと言えば、これは、税金でやるのですから、途中で倒産されたり、変な仕事をされたら困るということがあるわけです。できるだけ、本町においては、町を中心に出しております。これは、町長、おかしいのではないかと、町の人は言いませんが、宇都宮市からも、県からもアドバイスはいただいております。こんないい条件で町に出しているところは上三川だけだと。それはそれとして甘んじて受けます。決して、町民の皆さん、町内業者のほうから中心に出していないということはないということも、ひとつご理解をしていただきたい。
 もう1つは、リースです。それは、議員のご指摘のとおり、3年前から言われております。私もこのことについては、どうなんだと、随分、担当課、企画、あるいは総務課と話をしましたが、なかなか前に行かない。簡単に申し上げれば、これがあるから、これだけスピーディーに、そして全町民に、そして国民に早く情報が伝わるのだと。ああ、そうかなと、こういうことですが、私も、この点については、大いに考えなければならない。
 それから、簡単な話ではあっても、夏の休みというのは8週間しかない。そのうち、月曜日にしていた、これは私の責任であります。そういうご指摘を受けて、すぐ直せとやったわけです。ちょっと時が遅く、あと2週間しかなかった。したがいまして、このことについては、1年中やっているわけではないのだから、当然、月曜日でもやるべき仕事です。それはご指摘されたとおりです。そして、その得で1つ、官と民の決定的な違いというのは、法的にそういうものを、町の法律、条令、国の法律がいっぱいあります、大もとは憲法です、そういう中でいろいろなものが決められている。官のやることと、民のやること、休みの問題を含めて、そういう中でこれはもう、ご指摘されたように、1週間に月曜日を休みにするなんていうのはどこの話だと、こういうことです。こういうことについては、早速、やるようにはいたしますが、職員も、それなりに、そういうものが前からつくられている、地方自治法、あるいは、何だかわからない法律が山ほどあります。そういうものに縛られているから、町独自のものをつくっていかなければいけない。