平成22年9月定例会その3

 私が一番納得しないことは、農産加工所というものがありまして、そこは、ルネッサンス事業ということで7,200万円をかけて工場を造りました。その経費はだれが払っているのかというのを知らなかったのですが、町が払っているのです。常識で言うと、工場を造ってあげました。そこを利用する人が、この経費を払うのが常識ではないでしょうか。それを、電気、ガスは町持ちですよ、ただでお使いなさいと言っているわけです。このただで使っている方が稼いだものは自分のものだと、こういうことです。おかしくないですか。だれが考えてもおかしいでしょう?一般的な常識で考えてもおかしくないですか。つくってあげました、借りてください、家賃をくださいというのが本当じゃないですか。それで、今度、その中で使う電気、ガス、水道は使った人が払うのが一般常識だと、私は思っているんです。
 それは、今、聞いてみると、農家の方の衣食住を、上三川町の農業振興と農村助成の起業活動をするとありますが、これは事業をするというふうに考えてよろしいのでしょうか。町の広報で6カ月公募し25名の方が集まり、そのうち21名が生活改善クラブです。では、4名の方が公募で来たということになるのです。現在16名ありますが、その中に公募の4名の方が残っているかどうか、ご存知でしょうか。これは、生活改善クラブのためにつくってあげたのですよということを明確にしたほうがよほどわかりやすいと思うんです。
 いろいろなものをつくっています。カボチャなど、いろいろなものをつくります。でも、それを売ることができません。つくってくれる人がいるのですから、行政は売りに行ったらいいのではないですか。つくったのは行政なのですから。そうですよね。行政がつくってあげたのですから、そこにできたものを売りにいくのが行政の責任ではないですか。やっている人の責任ではないと思います。だから、私が、今、言うように、納得ができないのですよと。箱物をつくって、補助金を出してつくったものが売れないのでは、つくっている人だってかわいそうです。それをつくった行政が売りにいけばいいんですよ、一生懸命に売ってきてください。売ってくるのが嫌だったら食べてください。それで、お貸ししますから、家賃と経費は払ってくださいということが理想的だと私は思うんです。
 その稼いでるお金が、その人達は税金を払っていると私が質問状を出したら、回答が来ました。働いてお金を稼ぐのですから、税金を払うのは当たり前なのです。もうからなくても税金は払われているのです。これからやる入札で、業者がものすごく困っています。困っている人は、利益がなかろうと、売り上げがあると税金は徴収します。私は、建築屋さんの話にすれば、入札に行って、町が決めた金額よりも安いお金で闘って、いいものができるかというと、私はできないと思います。それと同じ原理で、それをつぶした、つぶれてしまえば税収がなくなってくるんです。例えば、建築屋さんが10件あったと仮定します。それが入札に入れなくて、仕事がなくなって10件がつぶれたというと、税収入が10件分ないのです。そうすると、そんなことを言う前にあなた方がおやめになったほうが税金は余るのではないですか。そうでしょう。税金を払っている人の税金で賄っているわけだから。税金を納税する人がつぶれたということは、税収がなくなってくるのだから、あなた方がやめたほうが、よほど町の財政が豊かになるという理屈にならないですか。