平成22年6月定例会その12

議長【関根 豊君】
 勝山修輔君。
1番【勝山修輔君】
 それでは、農業改善センターと農産物加工所の収入はどのくらいありますか。
議長【関根 豊君】
 産業振興課長。
産業振興課長【隅内久雄君】
 改善センターのほうはちょっと手持ちがございませんので、加工所の使用料収入を申し上げます。平成20年度24万7,200円でございます。平成21年度、28万5,400円の収入がございました。
議長【関根 豊君】
 勝山修輔君。
1番【勝山修輔君】
 改善センターが民間委託をされているのであって、その改善センターの利用状況も含めて、おわかりになりますか、わからなければ結構ですが。私は今、言いたいことは、180万円かけて16万ぐらいの収入を得るのに、売れないということと、売る能力がないということと、今、前後しますが、みどり会にしても、いきいきプラザの直売所にしても、このゆうがお会にしても、やっている方が一生懸命にやっても、結論から言うと、売る能力がないということなんです。売る能力がないということは、売る能力の人を入れなければ、いつまでたっても地産地消にはなっていかないということの悪循環ではないかということを私は申し上げたいのです。これを、今、ここにいる方は、携わっている担当課にしても、担当課ではなくしても、こういうことが起きていることすら、今、私が質問するまで、180万円かけて1割の収入しかないものを延々と何十年もやっているということを、まず、把握していただかないと、この話は先に進まないので、農業改善センターの収入はどのくらいかわかりますか。
議長【関根 豊君】
 産業振興課長。
産業振興課長【隅内久雄君】
 申しわけございませんが、手元に資料がございませんので、改善センターの収入等は、今ちょっと把握できませんので、申しわけございません。
議長【関根 豊君】
 勝山修輔君。
1番【勝山修輔君】
 最後に、私のほうが説明します。私は、いつもここに立っていて思うのです。行政は、社会の常識は、あなた方にとっては非常識なのです。私たち、社会の常識は、行政にとっては非常識なんです。なぜ非常識かというと、世の中では、普通の会社では、経費、人件費、償却費、光熱費、税金、利益、これを出そうと思って毎日、血眼になって働いているのです。ここでつくっているこういうものは、税金を出せばいいんですよということで何の意識もしていないということなんです。そうでしょう。町民は、あなた方がいるために町民がいるのであって、町民がいるからあなた方がいるのではないのですね、あなた方は。おまえたちは、俺たちがいるから、おまえ、町民をやっているんだよということなんです、感覚が。あなた方は、町民の町税で給料をもらって生活をしているんですよ。町民がいなかったら収入がないじゃないですか。普通の会社は、これだけ働いているのですよ。それで毎年、毎年、160万円、180万円も出して、加工所なり何なりをやっている人たちの、物を売ってやるくらいのことがなかったらどうするんですか。私は、そこを言いたいのです。つくっている人を責めているのではないのです。つくっている人は、売ることができないんですよ。売ることができないものは、行政で売ってあげたらどうですかということなんです。
 世の中では、もうとっくに倒産しているんですよ。従業員がみんな路頭に迷っているんです。そうでしょう。それを、どこの会社だって、電気、ガス、水道を払ってもらって物をつくって食べていかれない人はいないじゃないですか。だから、私が言いたいのは、こういうことが起きていることをクリアしないと、農民も、商人もいなくなってしまう町になってしまうでしょうということを言いたかったのです。だから、無駄というのは、どれが無駄で、どれが大切かということをよく考えてやっていただかないと、こういうことばかりの繰り返しなのです。
 ですから、今度、そこの改善センターを国の予算でもって下屋を出せということになったら、「ああ、出してもらって結構ですよ。それは国の税金だけでやってください。町の税金は使ってはならないですよ」ということです。これだけはっきりしてくれれば、下屋をつくろうが、冷暖房を完備しようが、それは好きにやってもらっていいのです。そのかわり管理費も出さないということ、これだけ守ってもらえれば、それをまた、ずっとやっている行政の人たちの意識改革というのはそういうことだと思うのですが、私の言い方がおかしいのか、言っていることがおかしいのか、最後に聞いてみたいと思っています。