平成22年3月定例会その14

議長【関根 豊君】
 町長。
町長【猪瀬成男君】
 勝山議員のご質問にお答えをしておきます。
 まず、1つは、行革、1つは、パッと頭に浮かぶのは人数です。私が皆さんの力によって平成7年に登壇させていただきました。15年前です。本町で条例定数264人です。今現在、人数は221人です。仕事はどうなんだろうか。随分変わりました。ある課においては七、八人しかいなかった課が今、20人を超えている。やはり、時代、時代によって随分変わるものだなという気がいたします。いずれにしても、そういうことで少なくはしてきておりますが、今、ご質問がございましたように、おっしゃるとおり、早期退職勧奨制度もありますから、そういうことでやっていくと、また少し違ってきたのかなと。
 ただ、うちには降格制度はございます。降格制度はありますが、いずれにいたしましても、行革ということになりますと、1つは人の問題で、そして、プラザという話も出ておりますが、残念ながら、行政に長く勤めた人には商売というのはきわめて難しいです。本当に難しいです。やはり、ストレートにお金を稼いでストレートに入れる。我々は皆さんから税を頂く。そして、世の中が好況であろうが、不況であろうが、お金は変わらない。特に、何回か味わってきました戦後の不況ということについても、これは国民の皆さんとは随分違う。今もそういう時期なのだろうと思います。当然、役場はいいなということに甘えている部分がないか、あるかということを私はいつも考えるのですが、それはあります。あるけれども、こういう能力があって、この人はこっちに向くといっても、その課に6人しか要らないといったときに、うちは1年に1回ずつ希望をとっています。でも、希望どおりに行けるわけはない。
 大学生も入りますが、今の大学生は、「私は法学を勉強してきましたから法学へ行きたい」 「何をとぼけたことを言っているのだ。30年ぐらい飯を食ってからの話だ」となるのです。それで、私はそっちをとるのですが、やはり、役所というところに入ったときには公僕なのですから、どういうところへ配属されようが、一生懸命に勉強することが一番大事です。これが嫌いだなんていうのはどんどんやめてもらったらいいのですが、なかなかそういう人はいないです。したがいまして、よほど我々もしっかりしていなければいけないということ、これは肝に銘じて真摯に受けおります。
 それから、どのくらいの行政改革でお金が浮いたのだということは、私のほうでは計算もしていないのでなかなか言えませんが、そのことについては担当課長から答弁させますが、やはり、どこまで行ってもサービス産業だということを肝に銘じてそういうものに挑戦していくというのが行政のあり方だろうと思いますから、どうぞ、議員の皆様は、町民の代表ですから、忌憚のないご意見を議会で出していっていただいて、我々と議論をしていって1つの方向を出していくつもりでおります。そんなことで、ご了解をしていただければありがたいと思います。
 以上です。