平成30年9月定例会 その2

1.いきいきプラザにおける指定管理協定内容と業務内容について(つづき)

 

再質問

1.指定管理者において指定管理料は何の経費に使われるのか。
2.平成29年度収支実績利用料金収支額の金額の違いは何か。
3.平成29年度収支決算実績で、次の点はどのようになっていますか。
①経費として1億9,734万3,325円とあるが、この内訳が人件費、報酬費、交通費、委託料などとなっているが。
②使用料、賃借料の年間551万5,262円は平均すると45万9,605円になるが、この金額が適正であるか。
③消耗品などは町内で購入しているのか、また、広告、保険料などは地元で賄っているのかをお聞きをします。
④修理費924万6,012円はどこを修理したものなのか。
⑤多目的広場管理料とはどのような内容のものなのか。
⑥収支報告における利益238万3,404円だそうですが、町長は何を考えて了解をしたのでしょうか。それから、大きな4番で、自主事業はどこまでの範囲が行政が認めているのか。また、その認めている根拠は何か。

5番目で、平成30年6月19日現在におけるいきいきプラザ関係の起債額18億4,3万5,031円だが、この起債はどのような考えに基づき借り入れ、町民に負担させているのか。指定管理料に運営させているのか。さらにこのように町民が負担しているのにもかかわらず、収支決算を知る権利は町民にはないのかについてお尋ねいたします。

 

◎回答【町長】

ただいまのご質問の1点目についてお答えいたします。上三川いきいきプラザの指定管理料の支払い対象となるのは、いきいきプラザの開館に必要な人件費光熱水費、設備の保守点検費、多目的広場の維持管理費などでございます。この必要な経費から利用料金収入の見込み額を差し引いた額を指定管理料としてお支払いしています。

次に、2点目の質問についてお答えいたします。いきいきプラザの利用料金収入でございますが、収支実績の報告書では8,729万3,527円、毎月の利用料金収入の報告書では8,931万3,817円となっております。この差額でございますが、指定管理者がいきいきプラザで自主事業をする、自主事業を実際する際に支払う施設利用料が含まれているかそうでないかの違いになります。

次に、3点目のご質問についてお答えいたします。経費の1億9,734万3,325円の内訳でございますが、人件費が4割強、委託費が5割強で、残りが交通費などになっております。また、使用料や賃借料、あるいは収支など指定管理費に係る事業運営につきましては、施設の設置目的の達成に向け適正に行われていると考えております。財政援助団体の監査におきましても、協定に従って適正に運営されているとの評価を受けております。

町内業者の利用に関しましては、町と指定管理者が締結している協定書の中で、町内業者を積極的に活用する努力義務が明記されております。実際の現場では、灯油や事務消耗品の購入、軽微な修繕などは町内業者を利用しております。また、修繕はいきいきプラザを開館するために必要な設備や備品等について実施をしております。多目的広場の管理につきましては、植栽の剪定や屋外施設の保守点検、清掃などが主な業務となっております。

次に、4点目のご質問についてお答えいたします。

指定管理者制度は、公の施設で行う業務を委託する制度ではございません。一部例外はありますが、管理権限を指定管理者に委任する制度でございます。したがいまして、自主事業に限らず、指定管理者が行う業務については、法令や指定管理者の公募時に使用した公募要項や仕様書、協定書などの範囲内であれば認めるということになります。

次に、5点目のご質問についてお答えいたします。

地方債の発行は地方自治法により、法律で定める場合において予算の定めるところにより起こすことができるものとされており、公共施設等の建設事業費については、地方財政法の規定によりその財源とすることができるとされております。公共施設の建設などには一時的に多額の費用がかかることから、地方債の発行によりその返済を長期間分割して行うことによって財政負担の平準化を図り、さらには長期にわたって使用されることから、世代間の負担を公平にする効果がございます。地方債の発行に当たっては、充当する事業の性格や事業年度における世代の負担、そして後年度の世代に与える負担を総合的に判断して行っているものでございます。

指定管理者による運営につきましては、「全ての町民が福祉の向上と健康の維持・増進を図るとともに、町民相互の交流の場とする」といういきいきプラザの設置目的を達成するため、利用者に対するサービス向上に努めることを求めておりますが、その際には、法令遵守、公平な管理・運営を行うなど、いきいきプラザが公の施設であることを念頭に置いた業務執行を行うことをあわせて求めております。また、収支決算につきましては、先ほど議員が収支実績について具体的な数字を挙げてご質問されておりましたように、情報は公開しております。  今後も町民の皆様に的確に情報を提供できるよう努めてまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。