平成21年12月定例会報告その10

◯議長【松本 清君】1番、勝山修輔君。
◯1番【勝山修輔君】私は、町長を子どものときから先輩だと思って、偉大な人ではないかと思っておりますが、行政に長くいると、だんだん行政側の言いわけの達人になってきたような気がして、個人としては非常に残念でなりません。
 最後に、行政改革についてこれまで議会で何度も行政改革と耳にしますが、何か具体的な形になって町民に示したものはありますか。我が町上三川も、長きにわたって職員は、自分が役人にでもなったつもりで、変化を好まず、現状維持をよしとし、役人根性から変化を望んでいないと思われます。役人の常識は社会に照らして大きく乖離していると思います。ここを踏まえて、行政改革について質問しますが、行政改革をどのように考えているか、副町長、就任半年を踏まえて、行政をどのような方向に行かせるのか、お聞かせください。言っていることはわかりますが、理想ばかりで満足するような結果にならないようにお願いいたします。
◯議長【松本 清君】執行部の答弁を求めます。副町長。
◯副町長【青山誠邦君】ただいまのご質問にお答えいたします。
 本町の行政改章につきましては、現在、第3期上三川行政改革大綱に基づきまして、多様化するニーズに対応し、住民の利便性の確保を優先して、簡素で効率的な組織・機構づくりに努めているところでございます。しかしながら、国、地方の財政は危機的状況にあり、本町が今後も各種の行政サービスを維持・向上していくためには、行政コストの削減と財源のより効率的、効果的な運用が必要となってきております。
 また、一方では、地方分権の進展に伴う各種権限の移譲により事務量が増大する中で専門性が要求され、地域の実情に即した行政サービスが展開できる体制の整備と人材の育成・確保が重要になってきております。
 こうした動向に的確に対応し、持続的な発展を遂げる上三川町を築き上げていくために、現在、第4期行政改革大綱と第2期集中改革プランを策定中であります。この策定に当たりましては、自立的・主体的に行政運営全般にわたる総点検を行い、行政改革懇談会の意見と職員の提案等を受けて、地方分権の時代にふさわしい有効性、効率性、経済性を追求した行政システム、つまり、最小の経費で最大の効果が得られる行政システムの確立を目指してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
◯議長【松本 清君】1番、勝山修輔君。
◯1番【勝山修輔君】それでは、事務方のトップである副町長にお聞きしますが、副町長は、全職員の長であることは間違いありませんか。お答えください。
◯議長【松本 清君】副町長。
◯1番【青山誠邦君】副町長の任務につきましては、ご存じのとおり、地方自治法という法律がありまして、その中に規定されてお.ります。今、読みますと、「副町長は、町長を補佐し、町長の命を受けて、施策及び企画に司り、その補助機関である職員の担任する事務を監督する」という規定でございまして、事務方の長というのは、行政庁の長ということであると思いますが、行政府の長につきましては町長でございます。