平成28年6月定例会その1

平成28年6月 上三川町議会 定例会 一般質問

質問者:上三川町会議員 勝山修輔

1.上三川町行政改革大綱の内容について

◆質問1
町の財政状況内容では、基金の取り崩しとなるが、取り崩しはいつまで続けられるのか、また、基金の残高はいくらあるのか。その基金の有効活用と行政サービスはどのように見直すつもりか。

◎回答(質問1)【町長】
本町の近年における財政状況につきましては、財源不足を財政調査基金及び町債管理基金の繰り入れで補っている状況でございます。財政調整基金につきましては、年度間の財源の不均衡を調整するための積立金として、町債管理基金につきましては、地方債の償還及びその信用の維持のために地方自治法に基づき設置しているものでございます。
平成27年度末の各基金の残高は、財政調整基金が24億2,076万1,000円、町債管理基金が10億7,231万6,000円となっており、そのうち財政調整基金につきましては、平成28年度当初予算において3億8,880万円を繰り入れます。
今後もさらなる税収の減少、歳出の増加が予想され、ますます厳しい財政運営を強いられることになりますが、第2期上三川町財源適正化計画に掲げる「歳入の積極的な確保」、「内部努力の徹底による歳出の抑制」、「事務事業の財源確保」等の取り組みを着実に実行することにより、各基金の目的に応じた額の確保及び活用を図りながら、基金の枯渇を招くことのないよう堅実な財政運営に努めてまいります。

◆質問2
主旨でスピード重視、顧客志向、目標志向、コスト意識、定期点検、PDCAサイクルとあるのですが、その内容の説明と、また、一定の成果を上げてきたとあるが、どのような成果を上げたのか。

◎回答(質問2)【町長】
行政運営におきましても、民間企業と同様な経営手法の活用により、町民ニーズを的確の捉えたサービスの実施と質の確保を図ってまいります。また、事業につきましては、定期的に点検する仕組みを構築することにより、切れ目のない行政改革に取り組むという考え方でございます。これらを着実に実施してきたことにより、定員の適正化や民間委託挿入による経費の削減、事務・事業の見直しによる効率化が図られてきました。