平成27年9月定例会その7

3.古墳の取扱いについて(つづき)

◆再質問2 「かぶと塚古墳」の問題について
平成元年の区画整理にこの地域が入りました。大地主や権力者、ある議員の反対によって断念したのが、13年にやって、14年の市街地整備事業に変わったのです。
道路が曲がったり何かしてついたというのが、周辺に住んでいる方の自治会の大まかな意見です。道路(区画整理で整備された道路)の無い住民は、賛成したにもかかわらず、固定資産税も高く、都市計画税も払い続けているのです。そこで私は請願を出しました。
かぶと塚古墳を見に行くのには私道からでしか入れません。持ち主の私有地です。
(議会で)不採択ならば、私達は、このかぶと塚古墳を寄附しようと申し出たところ、生涯学習課の課長によると、「明治小学校の体育館の横に移設します。」「移設の費用は町が負担します。」とのことで、上申書を出しました。
その後、(移設の件は決まらず)古墳に続く道路の幅は狭まり、通行している住民がいるのにもかかわらず、そこを(道路、50cmの幅を)町に寄附して下さいと。50cmでは人は通れない幅です。1メートルぐらいないと人が通れないではないかと。
道が狭くなって通れなくなるということから道路を作って欲しいという、話になるのです。この話は一度も都市建設課に行ったことがないそうです。
(道路の件は)今まで請願をしているのに、教育長の説明もありませんでした。
また、その後、別なところに勝手に道をつくり、ここ(その先)を駐車場に欲しいですと。それでは、どうしようもないので請願したのです。

◎回答【教育長】
私道をつくらないと古墳を見学できないという多少の課題については、今後、いろいろと、できるものは調整していきたいと考えております。
古墳の移設につきましては、基本的には現地保存を教育委員会としては考えている中で、さまざまなやりとりの中で移設というようなことで、どのくらいかかるのかということで参考として調査を依頼した経緯はございます。ただ、算出不可能というような返事もいただいているようでございます。

◆この質問の回答に対し、質問者から
私たちが請願をしたのは、道路を作って頂くことではないのです。
この古墳を大事にしていただくのでしたら、寄附もいたします。しかし、そこには住民が住んでいるのです。古墳を見学しに来る方々や周辺住民が通る道が50センチ幅くらいしかないので、通れるように1メートルくらいにして下さい。
不採決した委員会も、説明が足りないからです。上申書を書いても返事を頂いていません。
どうしたらこの古墳が生きたものになるかをお考え下さい。
このことを教育委員会でもう一度、よく協議をして、道路のことは都市建設課とよく相談して下さるようお願いいたします。