平成27年9月定例会その5

3.古墳の取扱いについて

◆質問
かぶと塚古墳について質問したいと思います。
かぶと塚古墳というのは、町名(自治会名)、下町にあります。昔、私たちが子どものときには富士山という大きな山でした。
そこで、かぶと塚古墳の今後について教育委員会、及び行政はどのように考えているかをご説明願います。

◎回答(教育長)
かぶと塚古墳石室は、壬生町・下野市・小山市北部・そして本町に分布する下野型古墳と呼ばれる古墳があり、現在に生きる我々が後世の上三川町の人々に責任を持って残すべき貴重な文化財であることから、指定文化財として保護しております。
本史跡は、下野型古墳地帯の最東端にあり、現在の場所になければ、その歴史的価値が損なわれることから、現在地での保存が必要であると考えております。このことから、教育委員会では、現位置での保存のため、かぶと塚古墳石室とその底地を所有者よりご寄附いただくとともに、その隣接地と管理用地として購入させいただき、かぶと塚古墳石室を保存したいと考えております。
教育委員会といたしましても、平成27年第2回議会定例会における請願第1号に対する総務文教常任委員会審査結果報告にあります「かぶと塚古墳保存・活用事業に対しては、現計画に基づき、関係者に対し真摯な態度で臨み、早期の事業着手に努力することを望むものとする」という教育委員会に対する意見を重く受け止め、関係者の要望に最大限耳を傾けながら、かぶと塚古墳石室の恒久的な現位置保存に向けて今後とも引き続き誠心誠意
努力していきたいと考えております。