平成21年9月定例会報告その12

◯議長【松本 清君】1番、勝山修輔君。
◯1番【勝山修輔君】私は、職員の方が悪いとか、給料を取っているということで言っているのではないのです。給料は高くても結構なのです。町のために働いているということなら、これは致し方ないことなのです。私が言っていることは、最初から、すべてのものを予算化して、それが余らなく使えるということが、まず、行政改革で一番悪いことだと思っています。横浜の中田市長が辞任しましたが、その人が「毎年の予算を使い切るよりも残すことを評価する」と言ったので、それで借財をなしにしたのです。副町長、よく聞いてください。予算を使い切ることを評価するのではなくて、残したことを評価すると言っているのです。大阪では、新聞代の見直しをしただけで年間8,000万円も浮くという状態があるのです。ここではそういうことがあると言っているのではないですが、そういうことなのです。ということは、私は、行政改革は、言うだけで1つも実行されていないというふうに思っています では、20年間、取り組んだ、取り組んだと言っているのはあなた方だけで、だれも取り組んだと思っている人はこちら側には1人もいないのです。また、こういう発言をした議員は今まで1人もいないのです。言っていれば町民は喜んでいると思っているのです。それは町民をばかにしているのです。そうでしょう。要約すると、「行政改革」ということを大きな声で叫んでいるだけで、実際には結論も方法も見つからないということが結論なのです。何も進んでいないことなら、副町長も課長も、二度と「行政改革をする」なんていうことを発表しないのです、言わないのです、黙っているのです。「できません」と言うのです。そうすれば、私もこういうことを発言しなくても済むのです。「我が町はできません。やりません。」、それでいいのではないですか。そうすれば、こういう発言をする議員が1人いなくなるわけですから。1回、白紙に戻して、言わない町にして、それから考えてみたらいいのではないですか。毎回毎回、「行政改革、行政改革」、やりもしない、できもしないことを言っているのも疲れるでしょう。聞いている私たちはもっと疲れるのです。事務方のトップとしてどう思いますか。
◯議長【松本 清君】町長。
◯町長【猪瀬成男君】事務方のトップ、確かに副町長はそういう立場にありますが、行政改革というものは、私は、役所がある限りはしていかなければいけないと思います。そして、やってやれる部分と、やれない部分、やれないというよりも、やはり、こちらの怠慢か、民間の人の間違った見方というものが出てきております。ですから、行政改革は常に行政としてはやはりやっていかなければいけないと、私は思っております。
 したがいまして、「行革」、この言葉をなくしたり、あるいは、トップがその言葉を外してしまうと、今度、議員ご指摘のような集団になります。だから今の政権がかわるんです。何でもかんでも言ったことを実行できない、そして軽々に言う。おっしゃるとおり、できないのだったら言わないほうがいい。しかし、行政は、できない部分があったにしても、平成6年から突きつけられた行政改革というものは随分実行されてきております。人間を少なくしていったり、あるいは、親切な言葉を使っていったり、あるいは、町をよくしようと思って一生懸命にやっている人間もたくさんおります。その中で目につく人間もおります。私は、組合から叩かれましたから、その気持ちはよくわかりますが、トップに立つ、役所の一番のトップは私でございますが、その下には14の課、室がございます。彼らが「行政改革」という言葉をなくしてしまったらば、やはり、これは全く税金のむだ使いになると思いますので、できる限りの行政改革には私は挑戦をさせますし、私もしていきたいと思っておりますので、また、ご指導も含めてよろしくお願いいたします。