平成26年9月定例会その7

2.上三川町「いきいきプラザ」の運営について(続き)

◆質問
自主事業の利益の殆どは指定管理業者のもとへ入ってしまいます。納税者1万5,000人を対象にして換算すると、町税から町民1人当たり年間2万5,667円くらいの負担をしています。いきいきプラザをつくった起債という借金があります。19年間、この借金の返済額が75億円(※)で、19年間で1人当たり50万円以上の負担することになります。
※注釈(75億円という額は、中心拠点整備にかかる起債の元利償還残高と起債償還終了時までのいきいきプラザ維持管理費の19年間の総額を合わせた75億9千万円の見込額。起債総額だけでは約28億円となる。)
町民が払った税金はそのまま借金と維持費に変わり、利用者が払う利用料は自主事業の利益になっているという事になりますが。
◎回答【副町長】
いきいきプラザ有効利用を図るために、以前は料理教室であるとか、音楽室とか、利用が余り活発でなかった時期がございました。そこで、指定管理業者のほうで自主事業を企画して、その部屋の稼働状況を上げるようにという要請をいたしました。その中で、各部屋の利用率、稼働率を上げるために自主事業を展開しております。いきいきプラザの開館日数、開館時間、部屋のキャパシティ、それから低廉な料金を設定して参加料と決めておりますので、そのような制約からすれば、自主事業をフルに展開してもさほどの利益は上がらないのではないかと認識しております。いきいきプラザの利用促進を図るために指定管理者が努力しているところでございます。その自主事業に参加する参加者につきましても、お客様、町民の方ということですので、ご理解をいただきたいと思います。

◆質問
指定管理者の募集要綱の5番目※※に、自主事業の実施がありますが、その中で、「自主事業は利用者サービスの向上を図り、設置目的を広角的に達成するため、指定管理者が管理業務に影響を及ぼさない範囲で実施する事業を言います。」
2番目に、「自主事業は、指定管理者みずから企画立案し、みずからの責任で費用を負担し実施する。自主事業すべて包括委託は認めない」とあります。
すべて包括委託は認められていないのに自主事業で観光旅行ツアーや、観戦ツアーなど企画し参加者の募集をしています。業務取扱免許がないと、どこかに包括的に委託しなければなりません。それを自主事業へ丸々と振っているということになりますが。
委託している旅行会社の名前を出していないので、免許がないのにツアーの募集をしているように捉えられますが。
 ※※注釈
指定管理業者の募集要綱とは→「上三川いきいきプラザ指定管理業務に関する公募要項」より)◎回答【副町長】
委託の話ですが、それは包括的に全部の指定管理業者について、全てを委託するということはだめですよということで禁止されている話で、例えば、いきいきプラザの構内にはいろいろ樹木の植栽がございます。それは造園業者であるとか、そういう専門業者に委託をし、剪定をしたり除草をしたりという部分的な委託であり、そういう部分的な委託を禁止しているものではございません。バスツアーのお話しですが、バスツアーにつきましては、資格のある観光業者とタイアップをしまして行っていますので、その辺は問題ないと認識しております。