平成21年6月定例会報告その8

○議長【松本 清君】1番、勝山修輔君。
○1番【勝山修輔君】これは白紙ですから、今から言うことは、私が書いてきたものではありません。ただ、今、町長の言うように、私も町長の考えに同感でございます。駅というものがあって、この町には何でもあります。本当にないものはないです、半端な小さな使い道の悪いものです。でも、駅前もあるのです。その駅前もつくれないのです。それでこういうことになって、法律があるのなら打開しようと思いのある人がいなければ、これはいつまでたっても同じことだと私は思うんです。ですから、この行政に、それに打ち勝つような方がいらっしゃることを私は望んで、この質問を終わりたいと思いますし、来年度は、この調査をする費用くらいはおつくり願えれば、私は、自分なりに納得がいくものだと思っておりますので、3番目の質問に入らせていただきます。
 上三川には景観スポットだの、お花畑整備などという、私に言わせれば「むだ」の一言です。これから毎年400万円ものお金が捨てられていくような気がしてなりません。しょせん、そのようなものはほかにもありまして、二番、三番煎じのようにしか思えないのです。だったら、上三川町にも、栃木県にもない日本一のものをつくってみるようなことを毎年毎年重ねていくことが、私が死んだ後、立派な日本一のものになるのではないかと私は思っております。なぜ私がこのようなことを話すかというと、真岡壬生線のところの田川の橋に、どなたが植えたか、以前の町会議員さんだということは聞いていますが、100本のサクラ並木が大きく育っています。
 それで、私は、このサクラについて、日本一長くするのにはどのくらいが日本一なのだということを聞きましたら、約7kmだそうです。それでは、五分一の田川の橋から上神主の橋まで、上三川の地域は何kmあるのかはかってもらいましたら、約8kmで、往復だと16kmです。そうすると日本一のサクラ並木になるようです。その並木道に、私は、1カ月くらい、何もない上三川ですから、花の咲くように、サクラの種類は1,000種類あるそうです。この1,000種類を、どういう花があるのか全部見たことはありませんが、花の種類によっては1カ月以上咲いている花もあるそうです。それを植えて、日本一の観光名所にしたいという考え方を持って立案したのですが、サクラも、我が町には人件費が高いものですから、あれもやれ、これもやれと議員が言っても、できるものはそうはありません。ですから、私は、このサクラ並木はオーナーをつけて、県内外から募集をして、子どもの誕生日であれ、何であれ、「1本どうですか。10年後には花も咲きますし、手入れもします」ということが、私は、これからこの町が生き延びていくものの1つになるし、経済効果も活性化もできるのではないか。その間に、景観のいい場所、3カ所か4カ所かわかりませんが、ぼんぼりをつけてライトアップをしてお客さんに来てもらって、駐車場も田植えの前ですから鉄板を敷いた大型が何台も通れるようなものをつくり、また、橋のたもとには町共有の駐車場を確保して、花見が終わった後は、ジョギングコースでもハイキングコースでも何にでも利用できるような多目的なことを考えてみてはいかがかと思い、ぜひ、この提案を提示したところでありますので、行政の考え方をお聞かせ願えれば幸いです。
○議長【松本 清君】産業振興課長。
(産業振興課長 鶴見和良君 登壇)
○産業振興課長【鶴見和良君】ただいまのご質問にお答えいたします。
 議員ご提案の企画につきましては、田川の両側、神主橋から五分一の南端、田川橋までの往復で全長約8kmぐらいでございますが、この堤防の両側にいろいろなサクラの苗木を植栽し、日本一のサクラ並木として整備し、茶店の出店なども行い、賑わいと交流を創出して町の活性化を図るという遠大な構想で、将来に向けて夢と希望の持てる企画でございます。
 議員ご承知のとおり、田川は、県が管理している一級河川であり、許可の可能性、堤防のどの位置にどのような形で、どのような種類の植物が植えられるかなど調査を行っております。また、現地を見た限りでは、全体のうち、明治中学校の東側部分と五分一の蒲生橋の下流に植栽ができるスペースがありますが、それ以外はほとんど堤防から直接民有地となっております。あわせまして、「サクラの苗木の植栽はオーナー制を採用して管理しては」とのご提案でございます。全体的に植栽を完了するまでにはかなりの時間を要することが予測されます。この壮大な企画を事業化するには、総合計画への位置づけ、関係機関との調整、関係法令の検討、議会及び町民への説明、協力依頼、また、予算や人員の配置、用地の買収等、課題も多くございます。
 以上で答弁を終わります。